コールセンターはやめとけというバイトの評判が気になる人は、
これからコールセンターで働きたい人か、
すでに就業中で仕事のストレスを抱えている人だと思います。
コールセンターのバイトはノルマがきついとか、
クレーム対応も多くて気がめいるといった噂はよく聞く話。
どんなお客様でも否定できず、謝ることが基本の仕事。
なので、ストレスがたまるのも、ある程度仕方がないんですよね……。
この記事では、コールセンターはやめとけの理由について、
私のバイトの体験談をふまえながら
仕事内容と注意点やバイトはきついのかについてもお話ししています。
コールセンターやめとけはバイトのイメージ?
コールセンターはやめとけという評判があるのは、
イメージが良くないからだと考えられます。
一般的にコールセンターのバイトって、
どんなイメージなのでしょうか?
コールセンターでバイト経験がない人は、
TV通販のイメージで制服を着たオペレーターがズラッと並んで、
お客様からの注文を笑顔で対応というプラスのイメージかも。
また、クレーム対応や迷惑電話がしょっちゅうかかってきて、
対応に追われて精神的に疲弊するマイナスのイメージだったり。
座り仕事で私は話好きだし、会話してお給料がもらえるなら、
むしろ天職!結構楽しんで働けそうなんて、楽観的なイメージかも。
私はいくつかのコールセンターでバイトしていましたが、
現実のイメージをお伝えすると、
デスクにパソコンと電話機とヘッドセットがあるだけで、
多少の違いはありますが、オフィスやデスクでの勤務。
かかってきた電話をひたすら受けるという感じでしたね。
ただ、毎日違う人から電話がかかってくるので、
日によって充実感や達成感、疲労感の度合いは違っていました。
なので、コールセンターのバイトに入るたびに憂鬱になるとか、
毎回きついと感じるわけではありませんでしたよ。
働く側の受け止め方やノルマの有無にもよるので、
コールセンターはやめとけのイメージは、
正直個人差が大きく、一概には言えないものですね。
ちなみに、私は『コールセンターはやめとけ』とは全く思いませんが、
人によって向き不向きはあると思っています。
コールセンターのバイトの仕事内容
コールセンターのバイトは、
クライアントの業種や業務内容によって少し違ってきます。
というのも、コールセンターのバイトの業務には、
発信業務(アウトバウンド)と受信業務(インバウンド)があって、
電話をかける発信業務と電話を受ける受信業務では、
応対が全然違うんですよね。
アウトバウンド【発信業務】
発信業務とは、アウトバウンドともよばれ、
コールセンターからお客さまに向けて電話をかける業務。
業務の内容は下記のとおり。
- アンケート調査
- キャンペーンの紹介
- アポイントの獲得
- 商品・サービスの販売
あなたもフリーダイヤルから電話がかかってきたことありますよね。
あの電話がいわゆる発信業務で、営業やテレアポの要素も強く、
ノルマやインセンティブが付く場合も多いです。
なので、時給も高めに設定されていたりします。
インバウンド【受信業務】
一方、受信業務はインバウンドとよばれ、
お客さまからコールセンターが電話を受け、
問い合わせや相談、注文の受付などの応対をするのが主な業務。
業務の内容は下記のとおり。
- 商品・サービスへの問い合わせ対応
- オフィスの電話受付
- クレーム対応
多くのコールセンターの求人は、受信業務になるのですが、
受信業務でも折り返しお客様に発信(架電)しなければならないときは、
受信ばかりでなく、こちらから発信することも必要になります。
具体的には、通販受付の電話を受信したけど、
聞き忘れた事項や確認事項に漏れがあった場合、架電するといった感じ。
でも、最近は携帯電話にかけても、知らない番号からかかってくると、
着信拒否している人もいらっしゃるので、
電話がつながらなくて困ることもありましたね。
コールセンターはやめとけの理由
コールセンターで働くのはやめとけと言われる理由は、
辞める人が多い、離職率の高さが原因かもしれません。
なぜ、人がすぐに辞めてしまうのか、
これからコールセンターのバイトがしたいという人は、
不安や迷いがあると思いますので、
ここで理由を考えてみたいと思います。
ストレスが溜まりやすい
コールセンター業務は、基本的に閉鎖的な空間での業務。
24時間交代制で稼働している場合も多く、
息がつまると感じることも、たしかにありますね。
また、アポ訪問○件とか成約○件、
アップセルなどのノルマが課される場合は、
お給料に反映されてモチベーションが上がる人と、
それを負担に感じてしまう人もいます。
また、コールセンターにはかなりの人数の人が働いているので、
いろいろなタイプの人がいて、業務内容以外に、
人間関係がストレスになることもあります。
実際に、私がバイトしていたコールセンターでも、
人間関係のトラブルは見たり聞いたりしていたので、
そのあたりが、コールセンターはやめとけと言われる原因かもしれません。
ただ、どんな職場でも人間関係のストレスは存在するものですし、
それはコールセンターに限ったことではないですよね。
人間関係のストレスが心配な方は、
在宅でできるコールセンターもあるので、
そちらを検討されてもよいかと思いますね。
クレームの電話や言い方のキツいお客様が多い
コールセンターは、クレーム対応をする係といっても
過言ではないかもしれません。
というのも、基本的にコールセンターでできる業務は範囲が決まっていて、
決められた業務内容以外のことは対応できないこともたくさんあります。
でも、お客様からしたら関係ない話なので、
対応できないとなると、一気にエスカレートして、
キツい言い方で詰め寄られることもあったり……。
自分のミスではなくても電話対応はしましすし、
そのときは、ひたすら謝ることしかできず、
もう納得できない!と感じることあるのは確か。
とくに、カスタマーセンター内でのクレーム対応は、
かなりの数が予想されますね。
発信業務であれば、お客様の都合に合わせて電話できないので、
忙しい時間や電話の気分じゃないというときにかけてしまって、
急に電話を切られたり、キツい言葉で断られることも……。
こんな経験を何度かしたことがあれば、
コールセンターはやめとけと、
伝えずにはいられないかもしれません。
でも、ある程度の数をこなしていけば、
人って慣れてきたり、耐性がついていくもの。
何度も対応しても慣れなくてキツいという人は、
コールセンターのバイトには向いていないと思いますね。
研修やサポート体制が不十分
コールセンターでは、トークのマニュアルや対応フローが決められているので、
研修をして業務に慣れてから、本番の電話対応することが多いです。
未経験の初心者の人もいるので、
オリエンテーションや研修があるのが通常ですが、
中には、人手不足ですぐに電話を取らされることも。
実際には、形ばかりの研修で内容が不十分だったり、
応対中に不明点を確認できるサポートの人間が少なかったりと、
働く人が困ってしまうこともあるんです。
一人で初めて電話を取るときは誰でも緊張しますが、
そんなときにおどおどしていたら、
お客様のほうが不安になってしまいますよね。
なので、なるべく研修やサポートの充実している会社を選びたいところ。
求人情報に研修期間や研修時間、研修の日程なども掲載されているので、
研修内容はチェックしてバイトを探すようにすれば、
コールセンターはやめとけということには、すぐにならないと思います。
また、口コミをみると良い評判もあれば、悪い評判も同じくらいあって、
どっちが本当なのか、わからなくなることもありますよね。
そんなときは、それぞれ全部がウソでもないと受け止めると良いですよ。
コールセンターは星の数ほどあるので、
いろいろな会社があるのは当たり前。
なので、良い口コミも悪い口コミも、
そんな会社もあるんだなと知識として受け止めておくんです。
実際に、働いてみないとわからないこともありますし、
その時に口コミの話を思い出して、
続けるか続けないかの判断をするのもありでしょう。
バイトしてみないと雰囲気が分かりづらいところもあるので、
頭でっかちにならずに、とりあえずやってみると思えば、
何事も経験のひとつにはなると思います。
向いている人と向いてない人の特徴
コールセンターで働くのはやめとけと言われてしまうのは、
仕事内容に向き不向きがあるからというのも一理あります。
でも、コールセンターの仕事が初めてという人は、
自分が向いているのか向いてないのかさえわからないですよね。
なので、向いている人と向いてない人の特徴についてお話しますね。
メリットとおすすめしたい人
コールセンターは、電話越しのやり取りになるので、
あなたの姿は相手に見えませんし、
もちろん、相手の表情やしぐさもあなたにはわかりませんよね。
なので、制服がなくて服装も髪型もネイルも自由なのがメリット。
ファッションや髪型にこだわりがある人やネイルが大好きな人は、
コールセンターは働きやすい職場といえますね。
実際に、私がバイトしていたコールセンターでも、
個性的なファッションやこだわりのある髪型の人も多かったです。
また、立ち仕事ではなく座り仕事なので、
私のように脚がちょっと悪い人にはありがたいバイトですし、
未経験者が歓迎される場合も多いです。
基本は会話をするのがお仕事なので、
初対面の人でも話をすることに抵抗がない人や、
人と話すのが好きな人、世話好きな人には向いていますよ。
それに、話すことが好きなら、
勤務時間が早く過ぎると感じるかも知れません。
ただ、クレーム対応も多いので、
終話後の電話ですぐに気持ちを切り替えられたり、
気持ちを引きずらない人も、向いているはずです。
どんな人から電話がかかってくるかがわからないので、
柔軟性のある人や臨機応変に対応できる人も
コールセンター向きといえますね。
そのほか、コールセンターの業務内容によっては、
商品知識を高めるために試供品がもらえたり、
ノルマ達成で景品?がもらえたり、
社販で安く商品を購入できることもあるかも!?
コールセンター業務に限ったことではないかもしれません、
そういったおまけがあれば、ちょっとラッキーですよね。
あとは、私のバイト先は隣の人と席が近かったので、
すぐに仲良くなれて友人が増えたり♪
席が固定でないコールセンターの場合は、
隣に座る人も日によって変わるので、色んな人と知り合いになれました。
デメリットと向いてない人
コールセンターは、対面と違って相手の表情を見ることができません。
お客様の印象や感情は、声のトーンから判断するしかなく、
必ずしも自分と気の合う人ばかりとも限りませんよね。
ときには、苦手なタイプの人とも会話しなくてはいけないので、
仕事と割り切れる人でないと、メンタルがやられてしまいます。
なので、気持ちの切り替えができない人や、
コミニュケーションが苦手な人には不向きなバイト。
仕事なので、もちろん電話をかけてくるお客様と
電話をかけるお客様は、こちらからは選べませんよね。
無理難題を言われても、相手はお客様なので、
言いたいことを言って喧嘩することもできませんし。
自分のせいでなくてもひたすら謝ることも多いので、
理不尽さに我慢ができない人は、嫌気がさす日が来るでしょう。
あとは、相手に寄り添いすぎる人も、
感情移入しすぎきて疲弊することが多いです。
効率重視の仕事という側面もあるので、ほどほどにしておかないと、
よかれと思った行動も、運営側から注意されることもありますね。
デスクに座りっぱなしで、トイレに行くのも許可がいる場合もあり、
不自由さを感じる人もいるかもしれません。
会話をしながら同時にパソコン入力もするので、
人との会話が得意でも、入力作業が苦手だと最初は大変です。
ノルマがある業務だとそれを負担に感じたり、
マニュアルにないことを聞かれて、臨機応変に対応できず、
焦ってしまう人は、疲労感を感じることも多いと思います。
ポイントは、とにかくお客様を不安にさせないことが大切!
なので、わからないことがあっても落ち着いて対処していれば、
パニックにならなくても大丈夫なんですけど、
まあ、最初はなかなか難しいかもしれませんね。
私なんて、最初は焦ってうまくいかないことは日常茶飯事で、
かなりお客様がお怒りになられて、電話を上席につなぐこともありました。
コールセンターのバイトは高校生と大学生もOK?在宅は?
コールセンターのバイトは、平均的に時給もよいことが多いので、
高校生や大学生の人も気になりますよね。
シフトも自由なことが多く、未経験可の場合もあるし、
なにより短時間でサクッとバイトで稼げたら助かりますからね^^
高校生と大学生の場合
高校生と大学生でも、コールセンターのバイトの求人はあります。
ただ、なんとなく求人の傾向を見ていると、
受信業務(テレオペ)よりも、発信業務(テレアポ)のほうが多い気がします。
発信業務は、電話をかけて新商品や新サービスを案内したり、
おすすめの美容商材やお得なサービスの案内などが中心。
つながらないことも多いし、断る人はすぐに切られてしまうので、
一日にかける電話の件数はとても多いと思いますね。
いくら座り仕事でも、断られまくるとメンタルがやられそうという人は、
ちょっと向いてないかもしれませんが、
仕事だからと割り切れる人は、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
一方、受信業務といえば、通販の注文受付や
カスタマーセンターなどのお困りごとの対応などが中心。
テレビショッピングなどで、放送が流れた途端にひっきりなしに電話が鳴ったり、
カスタマーセンターだとトラブルで電話をかけているのに繋がりにくくて、
やっと繋がったときには、イライラがMAXになってるお客様も多いかったり。
当たり前ですが、座り仕事で会話だけしていればいいというわけでもなく・・・。
私も経験が何度もありますが、正直イレギュラーというか、
マニュアルに記載のない想定外のお電話が入ることもあって、
応対のパターンが無数にあるんですよね。
それでいて相手はお客様なので、臨機応変に対応しなければならず、
人生経験が豊富な方が柔軟に対応できるいうという理由なのか、
受信業務は20代後半から60代までと年齢層は幅広く感じます。
あくまでも、私の主観も入っていますが、
私が過去にバイトしていた受信業務のコールセンターは、
30代、40代、50代が中心で、中には60代の方もいらっしゃいましたね。
たしかに、年齢の高い方は話し方が穏やかな方が多いですし、
応対を聞いていると勉強になることも多かったです。
在宅の場合
コールセンターのバイトは、現在在宅の求人もかなり増えています。
パソコンやヘッドセットを持っていない場合、
貸出をしているところもありますが、インターネット環境は必要になります。
また、しばらく通勤で勤務で研修を受けてから在宅でバイトすることができたり、
在宅でも月に何日間か出社を求められる場合もありますね。
ただ、基本的にコールセンターの勤務時間は、自由度が高いので、
勤務時間に制約がある人にはおすすめのバイトになります。
環境さえ整っていて条件が合えば、在宅でのバイトも視野に入れるのはありでしょう。
コールセンターの仕事の探し方と未経験OK?【私の体験談】
私は、腰を痛めていた時期に座り仕事のバイトがしたくて、
登録バイトのお仕事検索で、コールセンターのバイトを見つけました。
ただ、全くの未経験だし、最初からレギュラーワークが不安だったので、
期間限定や単発バイトできるコールセンターがないか、
ダメ元で探していたら、なんと運よく発見して採用されちゃいました!
とりこし苦労もどこへやら、無事にお仕事を紹介してもらえましたが、
いろいろあってなぜか長期派遣でバイトすることに。
なので、私の体験談をでもわかるように、
コールセンターのバイトは、未経験でもOKな場合も多く、
オープニングで大量募集で採用されやすい場合もありますよ。
とくに、24時間稼働するコールセンターなんかは、
常に人手不足のようで、逆に狙い目かもしれません。
未経験の初出勤日
私は全くの未経験だったので、初出勤のときはもうガチガチでした。
コールセンターの業務自体が初めてだし、
現場に到着してもひとりだし、とにかくめっちゃ不安でしたね。
初日は、30分くらい仕事の手続きとか、会社の注意事項とかを聞いて、
トレーナーさんから業務のレクチャーを1時間ほど受けて業務に入りました。
当たり前ですが、初日からバンバン電話をとるので、
私のハートはもう緊張でバクバク!
最初はビビって受け答えもおどおどしてしまいましたが、
「電話をとらんことにはコールセンターの仕事はできん!」と、
腹を決めてやり始めたら、意外と早く慣れました。
ちなみに、私がコールセンターのバイトでお世話になった会社の業務内容は、
通販の受信業務が中心。
つまり、テレビショッピングの注文受付です。
ということは、放送直後はめちゃくちゃ電話が鳴る、鳴る、鳴る!!
1件完了したらすぐに2件目を受信してと言った具合で、
そりゃ、もう水を飲む暇もないくらいで、
慣れるまでは正直ちょっときついと感じました。
でも、慣れてくると時間が経つのも早いし、
こんなもんかなって思えるんですけどね。
仕事内容と仕事の流れ
仕事の流れは、電話が鳴ったらすぐに受信して注文を聞けばよく、
通常はトークマニュアルがあるので、それに沿って話していけば大丈夫。
お客様とヒアリングしながら、
同時に受注内容をパソコンのシステムに入力していく感じ。
つまり、通話とパソコン入力を同時にこなすことになるので、
どんなに会話が上手くても、パソコン操作に慣れてないと、
最初は少し大変できついかもしれません。
ただ、難しい操作はないので、タイピングとテンキー入力ができれば、
ほぼ困ることはなく、タイピング速度も早いに越したことはない程度。
私のバイト先では、だいたい1入電あたり、
15分程度で完了の業務が多かったですね。
でも、なかには30分以上話し続けて電話を切れない状況になったり、
5分程度でとにかく注文を取りまくる業務もあって、
勤務日によって若干の違いがありました。
コールセンターやめとけの理由のまとめ
私は、単発バイトでコールセンター業務に興味を持ちましたけど、
それまでは、軽作業とか飲食店なんかの単発バイトが多くて、
コールセンターは全く未経験。
初めてで不安も多かったけど、どうしても座り仕事がよくて、
コールセンターの長期派遣の時給に釣られて始めた感じです。
なので、コールセンターはやめとけという噂なんで、
全くに気にせずバイトをスタートしたんですね。
コールセンターのバイトが気になっているけど初めてで不安な人は、
長期バイトでなくても、単発バイトでも探せるので、
自分に合っているかどうか、1日だけお試してみるのもいいかも。
嫌なら次から入らなくていいし、単発バイトなら気が楽ですよね。
それで、もし仕事内容が合っているかなって思ったら、
バイト以外にも、紹介予定派遣(ゆくゆく契約社員とか正社員になれる)とか、
そんな働き方もあるので、まずはやってみるというのもアリだと思いますよ。