志望動機の書き方は、バイトであってもなるべく上手に記入して、
面接前の印象をよくしておきたいもの。
でも、初めて書く人にとっては、どうやって書いたらいいの?
とわからないことも多くて、志望動機を書くコツが知りたいですよね。
また、飲食店やアパレル、スーパーやコンビニなどの接客業と倉庫内の軽作業では、
志望動機の書き方をバイトでも業種によって変えたほうがいいのかも気になると思います。
この記事では、志望動機にまつわる疑問について、例文と一緒に解説しています。
バイトの志望動機の書き方
バイトの履歴書の書き方で、一番気になるのが志望動機ではないでしょうか。
『どうして、このバイトを選びましたか?』と面接で聞かれたときに、
とっさにうまい答えが見つからない人も多いでしょう。
正直、家から近かったのでとか、時給がよかったのでとか、
なんとなく楽そうだったので、友達がバイトしているからなど、
自分の本音をストレートに志望動機を書くことは
誰でもちょっとためらわれますもんね。
でも、そんな本音もちょっとしたコツとテクニックで、
うまい表現や言い回しに変えることができるんです\(^o^)/
自分の本音が立派な志望動機として、履歴書に書けるようになるので、
志望動機はそんなに難しくかまえる必要はないですよ。
志望動機はバイトでもなぜ必要?
志望動機はバイトの応募でも、なぜ書く必要があるのでしょうか?
その理由は、採用担当者は応募者のことを全く知りませんから、
志望動機の内容で、熱意や適正と性格を見ているんです。
つまり、バイトの採用担当者は、あなたのことをよく知らなので、
バイトにからめてあなたのことを知りたいと思っているってこと。
なので、あなたのことをバイトとからめてアピールしつつ、
担当者に自分がどんな人物か知ってもらう必要があるんです。
一般的にバイトの志望動機で、採用担当者が知りたいとされる内容を、
下記に挙げてみますね。
・仕事に対する意欲があるか
・すぐに辞めないか、長く働いてくれるか
・経験者なら即戦力になってくれるか
・未経験なら適正があるか(未経験者なら人柄や適正で判断したい)
・どんな人物なのか(明るく活発・真面目・勤勉・親しみやすい・冷静など)
・仕事になじめるか(正確性・協調性・柔軟性ほか)
・前向きな目標を持っているか(向上心ほか)
また、バイトの志望動機は、応募者とバイト先とのマッチング要素もあると感じます。
というのも、私は過去に履歴書や面接で、志望動機をうまく書いたり話せたと思っても、
何度も落とされてしまうということがあって・・・。
そのときのことを冷静に分析してみると、
たくさん話したほうがいいだろうと思って、よけいなことを喋りすぎたな・・・、
という反省点が多かったことに気づきました。
つまり、志望動機って、『応募者が、本当にここで働きたいのか?』という確認と、
この応募者と『一緒に働きたいと思えるか』の確認、マッチングだと思うんです。
私の場合は、ここで働きたいと思っている熱意は伝わったかもしれないけど、
会社側は、コミニュケーション能力よりも仕事のスキルや正確さを重視していて、
そんな人物像に近い人を採用して、私を選ばなかったのかも・・・。
今となってはもう勝手な想像なんですけど、あながち間違ってない気もするんですよね。
率直な気持ちを箇条書きする
志望動機がどうして必要かを理解すると、
志望動機の書き方も、今までとは少し変わってくるかと思います。
志望動機の書き方のコツとしては、
ここでバイトしょうかなと思った率直な気持ちを、まず箇条書きにしてみること。
◇自宅から近い
◇友達がバイトしている
◇時給が高い
◇簡単で楽そう
◇シフトが合ったから
◇接客をしてみたい
◇よく利用するお店だから
この率直な気持ちをそのまま志望動機にしてしまうと、
バイト先に好印象を与えることは、ご存知の通り難しいです。
例えば、『家から近いから』という理由だと、
『家の近くにあるバイトならどこでもよかったの?』ってなりますし、
『友達がバイトしているから』『シフトが合ったから』という理由なら、
『友達がやめたらやめるんだろうか』とか、『もっとシフトに融通がきくバイトが見つかったらやめるのかも?』という考えも頭をよぎりそうですよね(^_^;)
『時給が良かったから』という理由けだと、バイトに対する興味より、
お金だけで判断するのかと、バイト先はちょっとがっかりするかもしれません。
率直な志望動機を膨らませる
そこで、箇条書きにした率直な志望動機を膨らませる必要があるんです。
志望動機に正解や不正解ってそもそもないと思うので、
よい印象や無難な印象でもマイナスにならなければそれでいい気もします。
具体的に考えてみると、先ほど例に挙げた『家から近いから』という本音。
この率直な志望動機を膨らませるには、家から近いことが自分だけでなく、
バイト先にもメリットがあるとわかるように書くこと。
こうして、バイト先側のメリットも考えながら、志望動機を膨らませていくと、
家から近いというだけの本音も、見栄えする志望動機になっていきますよね^^
実際に、交通費支給のバイトであれば、家から近いと交通費を払う負担が減るので、
バイト先にもメリットはあるんですよ。
バイトの仕事内容と絡めて書く
次に、バイトしたいと思った応募先の仕事内容と絡めて、
志望動機を書く方法を解説していきます。
このとき、すでに経験があるバイトであれば、経験があることもアピールするのがコツ。
未経験なら興味や意欲をアピールするようにしましょう^^
カフェやファミレスなどの飲食店の接客
・『私は人と接するのが好きで、将来はそういった仕事を経験したいと思っていました。
また、コーヒーが大好きで、コーヒーに携わる仕事がしてみたいとも思い、
今回応募させて頂きました。』
・『私の自宅は貴店の近くにあり、以前からよく利用させていただいておりますが、
いつ立ち寄っても、スタッフの皆さんは活気があり、丁寧な接客をしてくださるので、
落ち込んでいるときも元気をもらっていました。
そんなときにこちら求人を拝見し、私もぜひ一緒に働きたいと思い応募いたしました。』
・『こちらのお店は子供の頃から家族でもよく立ち寄らせて頂いていて、
アルバイトするなら自分が知っているところで、頑張りたいと思い応募しました。』
スーパーやコンビニなどの小売店
・『私は、以前コンビニで1年半ほどアルバイトをした経験があり、
レジ業務やお客様とのやりとりも、即戦力として貢献できると思いました。
また、貴社独自のサービスや新しい業務を積極的に覚えたいという意欲もあり、
応募させていただきました。』
・『貴社のお店は、スーパーの中でも活気があって、
いつもきれいで買い物しやすいので、よく利用させていただいております。
私は、スーパーでのアルバイトは未経験ですが、
私の長所である真面目さと継続力で、いち早く業務を習得し、
お客様に愛されるお店づくりに貢献したいと思い、応募させていただきました。』
・『私は、週3日のランニングを日課にしており、コツコツ作業するのが得意です。
コンビニは丁寧な接客もちろん、在庫管理などの仕事もあると聞き、
私のような性格にも向いていると思い、今回応募させていただきました。』
アパレルや書店員などの販売
・『私は、以前から販売職に興味があり、貴社のお店に来店するたびに、
スタッフの温かい対応に憧れておりました。
私もいつかそんなお客様を笑顔にできるような接客がしたいと思い、
今回応募させていただきました。』
・『私は、貴社の洋服や雑貨が好きで、3年ほど愛用させていただいております。
今回求人を拝見し、このブランドの良さを多くの人に伝えて、
たくさんのファンを増やすことに貢献したいと思い、今回応募させていただきました。』
・『私は、小学生の頃から水泳を続けており、そのほかの趣味として本も積極的に読んでおります。
本で好きなジャンルは純文学と漫画とスポーツ系の雑誌です。
また、体力には自信があり、重たい本の運搬や陳列など力仕事にも対応できると思い、
応募させていただきました。』
自分の長所と特技や性格を盛り込んで書く
最後に、バイトの志望動機の書き方で、自分の長所や特技、性格などを盛り込んで、
履歴書でアピールする方法を解説しますね。
◇食べ歩きが好き・料理が好き → 食に興味がある
◇体を動かすのが好き → フットワークが軽く、体力に自信がある
◇好奇心旺盛 → 未経験でも臆さず挑戦できる、積極的に業務を習得する
◇人と話すのが好き → たくさんの人と触れ合える接客がしたい、コミニュケーション能力を活かしたい
◇もくもくと作業するのが得意 →几帳面さを活かして正確な仕事ができる、一度決めたことは何事も諦めず、最後までやり抜くなど
◇人と話すのが苦手 → 学校を休んだんことがないなど、真面目さや丁寧さ、地道な作業も得意、集中力があるなど
自分の長所や短所など性格や特技や日課や自慢できることなどから、
バイトに役立ちそうなものをチョイスして少しアピールすると、
意外とバイトの志望動機って書けるようになります。
また、自分の短所って嫌なくらい思いつきますが、
長所というとなかなか思い浮かばない人もいるかもしれません。
そんなときは、遠慮せず家族や友達にちょっと聞いてみましょう^^
思わぬヒントを貰えて、志望動機のきっかけとなることもありますよ。
バイトの志望動機の書き方のまとめ
バイトの志望動機の書き方で一番重要なのは、
なぜ志望動機を書くのかという本質を押さえること。
履歴書に志望動機が必要なのは、
ズバリ採用担当者があなたのことを知りたいからです!
全く知らない者同士が、初めて履歴書を通してやり取りするので、
志望動機の内容で、バイトへの熱意や適正と性格を見ているんです。
そのほか、志望動機は応募者とバイト先とのマッチングを考える要素のひとつ。
つまり、バイト先があなたを採用することのメリット見極めるために、
志望動機は活用されていると思います。
バイトの志望動機の書き方のコツは、大きくわけて3つあります。
2.経験ありでも未経験でも、バイトの仕事内容に絡めて志望動機を書く
3.自分の長所と特技や性格から志望動機を書く
自分の本音をストレートに志望動機を書くことはできませんが、
表現や言い回しを変えて、アピール要素をちょっとプラスすれば、本音も立派な志望動機!
まずは、アレコレ考えずにどんどん書き出して、
志望動機を書くことに慣れるのがおすすめですね。