冷凍倉庫のバイトはきついのか体験談が気になる人は、
どんな服装だと防寒できるのかとか、温度が低すぎて体に影響はないかとか、
バイトするのに不安を持つ人が多いと思います。
でも、冷凍倉庫は冷凍倉庫内の温度で、
温度別に4つの階級に分けられているので、
働く冷凍倉庫の環境によって対策は違ってくるのが現状。
私が体験したのはアイスクリーム工場ですが、
冷凍マグロなど保管になると極限の寒さになるんだとか(^_^;)
この記事では、私の体験談のほか
冷凍倉庫の温度別の対策についても調べた内容をまとめていますので、
ぜひバイト選びの参考になさってください。
冷凍倉庫のバイトとは?
冷凍倉庫は、冷蔵倉庫の中でもさらに室内温度が低く保たれていて、
室内の温度が-20度以下の倉庫のこと。
ですが、冷凍倉庫のバイトとひとことでいっても、
実は管理する商品によって温度が4つに区分されています。
冷凍倉庫内の温度
冷凍倉庫内の温度の区分は、F1級~F4級まであって、
具体的な温度とどんなものを管理しているかは下記の通り。
◇F2級:-30度以下~-40度未満(高乳脂肪アイスクリームなど)
◇F3級:-40度以下~-50度未満(マグロ、カツオ、エビ)
◇F4級:-50度以下 (刺身用マグロ)
Fはフローズンの略で、冷凍保存するという意味。
一般的に冷凍倉庫といっても、こうしてみると気温差がかなりありますよね。
アイスクリーム工場の寒さの体感
私はアイスクリーム工場でバイトした経験があるのですが、
高脂肪アイスクリームではなかったので、多分この区分で見るとF1級。
室温は-20度以下~-30度未満ということなのですが、
ちょうど働いていたのが夏休みだったこともあったのか、
当時は冷凍倉庫の中は日本の真冬かな~という程度の感覚。
休憩で冷凍倉庫から出でくるとしばらくすると暑いと感じたし、
作業もきつくは感じず、防寒対策もそんなに気合を入れてしていませんでした。
でも、改めてこの区分を見てみると、
もしF4級の冷凍倉庫でバイトしようと検討しているなら、
かなりの防寒対策が必要なのでは?
とくに、F3~F4級の冷凍倉庫は極低温倉庫ともよばれているので、
名称からしても身構えるくらい寒そう(-_-;)
もし、これから冷凍倉庫でバイトしようと考えている人は、
取り扱っている商品の違いで、寒さ対策がかなり違ってくるので注意してくださいね。
水産物の冷凍倉庫の寒さの体感
一方、水産物の保管をしている冷凍倉庫は、
F3級・F4級に該当するので、温度は-40度以下!
この寒さはアラスカの寒いときとと同じくらい。
バイトするときは、登山やスノーボードのウェアのような作業着を着て、
完全に防寒対策をする必要があるようです。
これを聞いただけでも、F3級・F4級の冷凍倉庫内はかなりの寒いと想像できますよね。
求人紙や求人サイトにスタッフさんの写真が掲載されている場合は、
その服装からも寒さのレベルを感じ取れるので参考になるかと思います。
このレベルの冷凍倉庫は寒すぎるので、
対策としてスタッフの人はせわしなく動き回って
体を冷やさないようにするとも聞いたことがありますね。
そういったことが、冷凍倉庫のバイトはきついという
うわさ話につながっているのかもしれません。
冷凍倉庫のバイトの服装
冷凍倉庫のバイトの服装は、防寒対策をしっかりすることが一番大切。
基本的に冷蔵倉庫でなくても、暑ければ服は脱げますが、
寒いと感じても持っていなければ服を着込むことはできません。
なので、事前にこれでもかと着込んでいくのもひとつの対策。
ですが、着込みすぎると作業がしづらくなるというデメリットもあるので、
そのあたりの加減はちょっと難しいですよね・・・。
また、寒さは感覚を奪うので、私は寒さがきついというより、
なにかほかの怪我をしても気づかないかもしれないことが心配でした。
たとえば、どこかに足をぶつけても、痛いという感覚が普段より鈍くなっているんです。
なので、バイトを終えるといつできたのかわからない青あざが手足にあったり、
足の指先が冷えすぎてしばらく感覚が戻らなかったこともあったり・・・。
さらに、寒いという感覚は、次第に痛いという感覚にも変わってくるので、
とくに手の指や足の指の感覚がなくなって、動かしづらくなることも多いので、
手足の指はよく動かすように心がけるのが良いと思います。
制服(防寒着)の貸出はある?
私がバイトしていたアイスクリーム工場では防寒着の制服の貸出があり、
その下に私はフリースと長袖のTシャツを2枚着ていました。
中には、腹巻きを2枚重ねている人や靴下を2枚重ね履きしたり、
個人で防寒対策をしている人はたくさんいましたね。
靴も現場によってはスノーブーツのような長靴でないと、
寒さがしのげないようですが、私の場合は長靴の貸出でした。
防寒具の貸出については、貸してもらえる場合が多いとは思いますが、
会社によって違いがあるようなので、
貸してもらえるか自分で用意するのかわからない場合は確認が必要かも。
また、冷気が穴に入ってくるとさらに体を冷やすので、
ニット帽やネックウォーマーは防寒対策になりそうですよね。
でも、私がバイトしていたアイスクリーム工場は、食品製造業だったので、
そういった毛くずが落ちるようなものは着用できなかったはずです。
なので、商品の保管だけしているような冷凍倉庫では、
イヤーマフラー(耳あて)やニット帽とネックウォーマーは有効ではないでしょうか。
また、冷凍倉庫はでは指先がかなり冷えて感覚が無くなるので、
5本指ソックスを履いて血流を少しでもよくすることが対策になるかもしれません。
冷凍倉庫の仕事内容と休憩
冷凍倉庫の仕事内容は、私がバイトしていたアイスクリーム工場や
冷凍食品工場のような食品製造業と
水産物などを冷凍管理している冷凍倉庫では、仕事内容が違ってきます。
食品製造業の冷凍倉庫内は、そこまで寒くない場合も多く、
どちらかというと衛生面が厳しいのでそちらに気を遣います。
仕事内容は単純作業でライン作業が中心。
それでも、アイスは機械で充填しているのですが、
アナログで作業することも多く、人の手が必要な場面はたくさんありましたね。
たとえば、棒アイスの棒を補充したり、ゴーフレットを並べたり、
明らかな不良品を取り除いたりするほか、
出来上がったアイスクリームを梱包したり、
ときには梱包用のダンボールをひたすら作ったり。
あとは、冷凍倉庫での作業になるので、
体の冷え対策としてなのか、休憩は適度にありました。
ただし、ライン作業に入ると機械は止められないので、
お手洗いにどうしても行きたい場合は、ギリギリの人数で稼働させているので、
誰かにポジションを変わってもらわないといけません。
やはり、お手洗いには行きづらいので、
冷凍倉庫内に入る前にはしっかり済ませておきたいものです。
あと、人が密集して作業するライン作業だったので、気になったのが左利きということ。
ポジションによっては隣の人とぶつかってしまい、移動させられることもしばしばあり、
なにも悪いことはしてないのですが、なんとなく申し訳なく感じました。
アイスクリーム工場以外の冷凍倉庫内でよくある仕事内容は、
仕分け作業やピッキングが多いようです。
冷凍倉庫の仕事内容は、寒いという以外はほかの食品製造業と同じなので、
私はとくにきついとは感じませんでしたね。
冷凍倉庫のバイトの注意点
冷凍倉庫内のバイトの作業で注意したいのが、
最初よりも時間が経過するほど、しだいに体が冷えていくこと。
指先や足のつま先など末端からから感覚がなくなってくるのですが、
体が冷えすぎてつらくなったら、無理しないことも大切です。
作業中に気分が悪くなったときは、
作業をしている作業場のリーダーさんや社員さんに正直に伝えたほうが無難。
普段と違った環境下でバイトしているので、
慣れていなければ体調に変化が出るのはある意味仕方ないことも。
なので、無理して作業場に迷惑をかけないほうがよいと思います。